でもそのわりに包茎で悩んでいる人間は、自分がまるで不具でもあるかのように思い、
誰にも相談できずひとり悶々としているといわれる。またそうしたコンプレックスに付け込み
わけの分からない商品を売り込む業者がいたり、必要のない治療をおこない
法外な治療費を請求する医療機関もあると聞く。
自分のカラダのことは、もっと自分で学んで知るようにしよう。そして正しい情報を入手して、
自分にあった治療法を覚えておこう。
まちがいだらけの包茎知識
![]() |
包茎は正しい男のニュースタンダード(;´Д`)ハァハァ |
(;´Д`)ハァハァ 包茎は素晴らしい?!真性包茎はだめだが、仮性包茎はOKだぜ?!男の70パーセントくらいが仮性包茎だっ?!
まず、仮性包茎を好きになれっ?!間違った包茎の知識は、身を滅ぼすすぞ。包茎は悪い事じゃない。西洋の芸術家は成人男性の像をつくる時、包茎である男性をモチーフにしたっ?!包茎こそスタンダードの男の姿だぜ?!ズル剥けは邪道?!
この本は、包茎だからと言って、病気になるのではないという事を教えてくれる。
![]() |
誤った包茎情報と差別誹謗の風潮にストップ! |
「包茎(皮被り)」とは、包皮を手で引いてみて亀頭の根元まで翻転できないものを指すのが古くからの国際的な医学定義です。それ以外は全て「普通のペニス」(欧米)で、包皮の長さや包皮が亀頭にかかる度合い等は「正常範囲内の個人差」です。しかるに、日本では昭和40年代初頭に美容外科が週刊誌に包茎手術を宣伝し始め、正常範囲内のものまで「仮性包茎」という名のもとに病的な範疇にして以来、「大人はいつも皮が剥けているもの」という迷信/「包茎(皮被り)」を差別蔑視する風潮が蔓延り、コンプレックスを抱える人が急増したものです。アメリカでは近年、小児医科学会で包茎手術の必要性が疑問視され始め、包皮切除が性機能を低下させるとの研究も有力になっている為、包茎手術は過去のものになりつつあります。
この本は、日本特有の誤った包茎情報/差別蔑視の風潮に対し、具体的根拠を示してストップをかける画期的なもので、出版刊行した勇気に脱帽です。第1章は、雑誌の宣伝を真に受けて手術を受けた飛波さんの体験記で、安易に手術を施すことに対する警告です。
第2章担当の岩室紳也医師は、元々包茎手術のベテラン。ここでは医学的観点から普段の手入れの仕方、手術しなくても済むようにする具体的方法、手術の要否、手術の方法と注意点まで説明され、有益です。
第3章では性教育の第一人者である故・山本直英先生が、諸外国の実情を紹介しながら性教育のあり方を述べています。
![]() |
正しい包茎知識をみにつけよう |
この本は大きく分けて3部構成になっています。
第1部は一般に手術が必要だと言われている種類の包茎の患者さんが手術の結果に納得がいかずに大変悩むというものです。本来手術が必要とされない仮性包茎にまで容易に手術をすすめる昨今の美容外科の宣伝が氾濫する現在において警鐘をならすものです。しかし包茎手術は機能的な面においても、また仮性包茎でも美容的な面でも無意味なものではありません。一般の手術以上に危険を煽りすぎていて、この章の中で手術によるメリットが全く指摘されないことには疑問を感じました。この点だけが引っかかり星1つ減らしました。
第2部、第3部では医学的、社会的側面から包茎が検討されます。ここで良いと思ったのは次のようなスタンスです。まず現役の包!茎世代には手術が不要であることを明確にしている点。広告に踊らされ自分の意見でなく手術を受ける必要が無いことを強く意識できます。次に、その上で子供のペニスについては将来手術が必要な種類の包茎にならない為の指導が為されている点です。確かに包茎でないことのメリットがありそうならないための方法はありがたいものです。これを知っていれば今頃包茎では無かったかも・・・。 そういうわけで現在包茎で悩んでいて手術を受けたいと思っている人、男の子をおもちのご両親にはお子さんの将来のペニスのためにも是非とも読んで欲しい本です。


